ESEE ファイヤースチール

米国ナイフメーカーのESEE Knivesが作る1095カーボンスチール(高炭素鋼)素材の ファイヤースチール(火打ち金)です。
火打ち金として最適に使用するための熱処理が施され、本体外周のエッジはメタルマッチやファイヤースターターなどのフェロセリウムのロッドのストライカーとしても機能します。
また、本体中央部分の丸いくぼみは弓ぎり式(ボウ・ドリル)の火おこし棒を押さえるハンドピースのソケットとして使用するように設計されています。
ファイヤースチール本体を収納する缶ケースは蓋つきで、火打石やホクチなどの小物の収納に使用したり、チャークロスを作成できるようになります。

火打石とファイアスチールを使用する方法:
硬い天然の石を割り、石の鋭利なエッジの上にチャークロスをのせ片方の手で持ちます。
もう片方の手でファイヤースチールを持ち、石のエッジをファイヤースチールの長い外周を強く下向きにこすりながら打ちつけます。
打ち付けたときに火花が発生してチャークロスに火が付きます。但し炎が出ないので、素早くチャークロスをより燃えやすい火口(麻の繊維や枯れた草の細かな繊維類など)で包み、息を吹き付けたりして火口の全体を燃え上がらせて着火します。

もう少し細かな説明としますと、石のエッジでファイヤースチールをこすり叩くと、スチールが削られて細かな金属粉を飛び散り、その粉の中に含まれる炭素が燃えることで火花が発生します。
ファイヤースチールを下向きにこすり叩くと金属粉は火花になりながら上に飛びます。その火花のうち1つが、火打石の上に置いた燃えやすいチャークロスに落ちてチャークロスが赤熱して火種となります。
チャークロスが赤熱して火種が着くまでは、何度かファイヤースチールを火打石にこすり叩き続ける必要があります。
また火花をたくさん飛ばすためには、ファイヤースチールを打ち付ける時に、できるだけ火打ち石の端に軽く触れるようにして、滑らかな動きで行う必要があります。

ファイヤースチールをフェロセリウムロッドのストライカーとして使用する方法:
ロッドを片手で持ち、ファイヤースチールの周囲の端をロッドに沿ってこすり下ろし、火花を発生させます。
他にもこすり方はいくつかの方法がありますのでご自身に合った方法を見つけてください。
例えば、ファイヤースチールを持った手を火口の上にしっかりと置き、もう一方の手でロッドを持ち、ロッドをファイヤースチールの縁にあてながら上向きにすばやく引き上げ、火花を火口に落とす方法があります。

ファイアスチールをボウ・ドリルのソケットとして使用する方法:
ファイヤーストライカーの中央部のくぼみを下にしてファイヤースチールを手のひらに持ちます。次にボウ・ドリルの木の上先端部をくぼみに当てます。ボウ・ドリルこすり回している間、ファイヤースチールは熱くなることがありますので、手袋をするか、少し手のひらを浮かせて持つと良いでしょう。

一連の動画はこちら



缶ケースの使用方法:
ファイヤースチールと火打石やフェロセリウムロッド、チャークロスや火口を缶に入れて持ち歩けばすぐに火おこしを行うことができます。この時、缶ケースは密閉できる構造ではないため、濡れたり湿気を避けるために密閉できる容器に入れる必要があります。
また、缶に布を詰めて缶ごと焼く事でチャークロスを作る事もできます。

付属品:缶ケース、プラスチックカード、説明書(英文)

ファイヤースチール:
サイズ 約 81mm × 38mm
重量 約 54 g
素材 1095カーボンスチール

缶ケース:
サイズ 約 95mm × 60mm
重量 約 100 g(ファイヤースチール、プラスチックカード、説明書含む)
素材 ブリキ

製造国 U.S.A.

※並行輸入品になります。

※ご注意
防さび加工や塗装の無い高炭素鋼のため、錆びやすくなっております。
開封時に錆ていても火打ち金としての機能に問題はございませんので、正品とさせていただきます。
返品、交換の対象とはなりませんので悪しからずご了承ください。



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